北海道新幹線でどこ行く

秋田犬を核とした地域活性化

この人に聞きました

一般社団法人
秋田犬ツーリズム大須賀 信氏

一般社団法人
秋田犬ツーリズム
大須賀 信氏

2018年9月

Q秋田犬をフックとした観光の取り組みは?

「秋田犬ツーリズム」として今、2 つの取り組みをしています。
まず1 つは、「MOFU MOFU☆DOGS」という秋田犬を擬人化したアイドルを使った動画をWeb とYouTube で公開しています。非常に面白いのでぜひご覧ください。こちらは元々、台湾の方へ向けて作ったのですが、誘客にも非常に成功しました。
もう1 つは、ザギトワ選手にも贈呈された可愛いイメージの秋田犬をAI として導入し、Web でナビゲーターとして使っていこうと、一般の方からキャラクターデザインを募集して作りました。こちらは「Akita Inu」と「AI」の名をかけたもので、非常に親しみやすいものとなっています。

Q秋田犬の歴史について教えてください。

皆さん秋田犬と聞いて思い当たるものにハチ公の物語があると思いますが、実はもっと前から非常に長い歴史があります。
古くはこの地域の縄文文化、狩猟を生業とするマタギに連れられて狩猟犬として活躍していた縄文犬のDNA を継いでいます。その後は闘犬として使われていましたが、品種が交雑してしまったので、保存のために昭和6 年、天然記念物に犬として初めて指定されました。その後は保存会もできて今に至り、血統が守られています。

Q大館市の魅力と見どころを教えてください。

大館市は大きな文化施設や歴史的な観光施設よりも、食と伝統工芸品を売りにしていきたいと思っています。実際、みなさんが知っている大館の物も多く、有名な物としては、やはり「曲げわっぱ」と「きりたんぽ」があると思います。
曲げわっぱに関しては、2018 年の8 月10 日に大館駅前に「わっぱビルヂング」という新しい施設ができました。体験型のコーナーもあり、曲げわっぱの理解が進むオシャレな施設です。
実は有名な郷土食のきりたんぽも大館が発祥でして、実際に市内で家庭料理として普段から食べているものです。一般的なスーパーにもきりたんぽや鍋のスープが売っていますので、どこでもご賞味いただけますし、県内のレストランなど各店舗でもご賞味いただける、非常に身近なものとなっています。

一般社団法人
秋田犬ツーリズム大須賀 信氏

大須賀さんからのメッセージ

北海道新幹線の開通により、北海道から1 回の乗り換えで秋田にも皆さんが来られるようになりました。ぜひ、秋田県に遊びに来て下さい。大館も皆さんのお越しをお待ちしております。

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