北海道新幹線でどこ行く

トピックス&リリース

2013/10/22

倶知安町では、「新幹線駅まちづくりワークショップ」を開催しています!

kutchan

 

倶知安町役場(新幹線まちづくり推進室)から、町の将来像を描く「新幹線駅まちづくりワークショップ」についての情報提供がありましたので

ご紹介します。

 

倶知安(くっちゃん)町には、平成47年度(2035年度)に予定される北海道新幹線の延伸時に、倶知安駅が設置されることが予定されています。

この新幹線駅の開業に向けて、倶知安町では、町の将来像を描く「新幹線駅まちづくりワークショップ」を開催しています。

昨年度から始まったこのワークショップ、これまで4回開催しており、様々な意見やアイデアが集約されつつあります。

これまでの経過は、次のようになります。

 

○平成24年度

第1回 『新幹線が現実となり、20年後の倶知安町はどう変わるか』

第2回 『将来都市(新幹線開業後)の実現のために必要なものは何だろう』

第3回 『みんなのアイデアを地図に展開しよう』

○平成25年度

第4回 『拠点施設をイメージしよう』

 

町民の皆様から、「新幹線開業は23年後なんて、まだまだ先の話」という言葉をよく聞きます。しかし、まちづくりを担当している私達が一つのスケジュールを描いた時、駅周辺の整備構想作成→都市計画決定→事業手法の決定→用地買収→工事→完了といった流れとなります。これを積み上げていくと、相当の時間が必要となり、23年というのはそれほど長い時間ではない、という認識を持っています。そして、今後はその工期短縮の可能性も踏まえて、まちづくりの構想を急ぐ必要もあるのです。

 

全国的なまちづくりの事例を見てみますと、駅周辺の土地の区画や権利関係を整理したり、地権者の皆様が力を出し合い再開発ビルを建設する事例では、その工期が10年~15年に及ぶケースがあります。地権者の合意形成が上手くいかなければ、さらに時間を要している事業も多く存在します。

 

ですので、この背景を考えると、今から準備するのは、決して早すぎることではなく、「今、考えずして、いつ考える!」というスタンスで、まちづくりに臨むことが重要と考えています。したがって、この23年というのは、倶知安町の将来を左右する、とても重要な期間と考えています。もちろん、工期が短縮になったことも想定して、まちづくりプランや規模を想定しているところです。

 

ワークショップは、今年度あと2回、開催する予定です。現在のワークショップは、住民と行政と大学生で構成されており、アドバイザーである北海道工業大学の濱谷教授から随時助言をいただきつつ、地道に進めている状況です。利害や立場を超えた議論は、時には空転し、時には錯綜しますが、限られた時間の中で、参加者は高い集中力とモチベーションで、優れた意見が練り上げられていきます。

 

私達行政としても、皆様が汗をかいて作り上げたアイデアを活用して、何とかまちづくりに反映していきたいと考えています。そして、来年度以降は、このワークショップの成果を活用して、具体的な整備構想図を策定していこうと考えております。まちづくりの主役は行政ではなく、住民の皆様です。もちろん、行政も頑張ります。でも、住民の皆様が思い描いているまちなみを作るために、行政を「利用」していただくのが、まちづくりとして最も健全な姿であると考えています。

 

ぜひ、皆様の積極的な参加をお待ちしております!

 

■ホームページ■

倶知安町公式ホームページ(北海道新幹線に関するまちづくり)はこちら

http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/town/juutakutoshi/shinkansen/shinkansen_top.jsp

 

■連絡先■

倶知安町総務部企画振興課新幹線まちづくり推進室(山下・三浦・三田)

TEL:0136-56-8012(課直通)