見て来た!乗って来た!体感レポート

現在建設中の新函館(仮称)駅と、函館総合車両基地の見学会を行いました。
どこまでできているの?どんなところを作っているの?などをご紹介します!
そして北海道と東北エリアを日帰り旅行ができてしまうほど、早いスピードでつなぐ新幹線とはどんな乗り物なのかを
東北エリアの観光情報を含めてご紹介します。

REPORT

更科 さん

Reporter

北海道新幹線工事現場見学会に参加して

更科 さん
北海道札幌市・男性・50代

北海道に住む身としては、実際に新幹線に乗ることや見ることがなかなかないのです。東京、名古屋、大阪などへの出張は飛行機移動ですし、北海道新幹線と言ってもどこか本州のお話といった印象でイメージすることが難しいと感じていました。しかし、今回の工事現場見学会に参加しそのイメージはぐっと鮮明なものになりました。イメージを鮮明にしてくれたものは、遠く木古内方面から田園風景の中を大きくカーブしながら伸びてくる新幹線の線路の高架でした。まさに「つながる」を象徴するようなその風景は、北海道を新幹線が走ることを実感させてくれるものでした。肌寒く時折冷たい雨の降る日でしたが、その高架を見ていた時、雲の切れ目から光が差し込み線路をそしてあたり一面を照らしてくれました。新幹線への希望や期待を感じる素晴らしい光景でした。

今回、見学できたのは新函館(仮称)駅の駅舎工事現場と、総合車両基地の2か所です。駅舎はまだ骨格が組み上げられている段階でしたが、その鉄骨などを釣り上げる巨大なクレーンの姿がここにすごいものができることを感じさせてくれました。ここに新幹線でたくさんの人が到着し、そして旅立っていく。出迎えやお見送りの人たちでにぎわう様子はどんな感じだろうと想像しながら、あのへんが入り口で、エスカレーターがあのあたりで、改札からホーム、そして入って来る新幹線をイメージしました。かつて、青函連絡船の桟橋で繰り広げられた風景が、今度はこの駅に生まれるんだなぁと。ドラマが生まれる「駅」という場所。ここではどんなドラマが生まれるんだろうか、そんなことを考えるとワクワクしてきます。

そして2か所目は、新幹線総合車両基地。日本で5か所しかない総合車両基地ということでいわゆる車検場であり、車庫であり、業務にあたる方々の宿泊施設であり、とても重要な施設なのです。興味深かったのは、新幹線の洗車の順番が本州とは逆であることでした。つまり、本州は出かける時に車体を洗うが、ここでは帰ってきて車庫に入る時に洗車するのだそうです。逆の理由は「凍結によるトラブル防止」。洗車時の水分凍結でドアが開かないなどのトラブルを避けるためです。簡単な話に聞こえるかもしれませんが、新幹線は新しい環境を走るということです。すでに青森や秋田など雪国を走っていますが、札幌までの間にはニセコ、倶知安という豪雪地帯も通ります。北海道という環境は新幹線にとっても未知の環境なんだという事を感じた瞬間でした。前述の北海道新幹線を実感した線路を見渡したのは、この車両基地施設の屋上でのことでした。大きくカーブして伸びてくる線路、基地と呼ぶにふさわしい巨大な施設である車両基地、そしてその先の新しい駅。北海道新幹線の最先端、全貌を見渡せるこの場所は新幹線への夢や希望、期待を膨らませるに十分な場所でした。

新幹線と私は2歳違いで誕生しました。小さいころは、新幹線の歌をビュワーン、ビュワーンと歌い、新幹線のおもちゃで遊んでいました。当時の子どもたちにとって新幹線はスーパーヒーロー並みの存在でした。乗ってみたいという気持ちとはうらはらに、なかなか乗る機会に恵まれず、初めての新幹線は高校の修学旅行、車窓から見た富士山に大騒ぎしたことを今でも覚えています。同じ時代を生きてきた新幹線が半世紀という時を経て北海道へやって来る。富士山を見てみんなでわいわい騒いだあの時の様に、北海道を走る新幹線の車窓を楽しみたい。いろんなものが手に入る時代、ひさびさに現れた「早くできないかなぁ」という存在です。子どもの頃のように、北海道新幹線へのワクワクする気持ちを楽しみたいと思います。

※掲載されている内容は、参加者個人の見解であり、北海道の見解ではありません。
※北海道は、掲載の内容について、また、掲載された情報に基づいて為された判断を原因として発生したいかなるトラブル・損失・損害について一切の責任を負いません。

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